ファスティングとは、準備期間・断食期間・回復期間の3つの期間から成り立ちます。
今回は、ファスティングの効果を左右する回復期間の食事について徹底解説します。
ファスティング~準備期間に食べていいもの・食べてはいけないもの~
回復期間とは
回復期間とは、断食後、固形食を体に慣らすための大事な期間です。
断食期間と同じだけの期間、短くても半分の時間をかけるといいとされています。
「ファスティング後の回復食は、ファスティングの成功を左右する」と言われるほど重要です。
断食後で空腹感が増し、すぐに食事をとりたい気持ちになるところですが、そこはグッと堪えて、正しい回復食の摂り方を実行しましょう。
断食直後は身体が低栄養状態になっており、普段よりも栄養の吸収力が高まっています。
この状態で急に普段通りの食事をしてしまうと、脂肪をため込みやすくなっている為リバウンドの原因になります。
消化器官への負担を減らし、デトックス効果を持続させる為にもゆっくりと普通の食事に戻していきましょう。
回復食の食事の摂り方
断食明けは、まず具の入っていない味噌汁やスープを最小限の味付けで摂取しましょう。
その後、お粥やお豆腐等やわらかい食事に移行させてください。
回復期間の食事は、ゆっくりとよく噛んで食べ、腹8分目におさえることがポイントです。
回復食で食べていいもの
前項で書いた通り、断食明けの食事は具の入っていないスープや味噌汁から始めましょう。
その後、お粥や湯豆腐、やわらかく煮た野菜等のやわらかい食事に移行します。
準備期間と同じく、高カロリーの食事は避け、固形物に慣れてきた際も「まごはやさしいわ」の食材を意識します。
ま …豆 納豆 大豆 黒豆
ご …ごま ナッツ アーモンド くるみ
は …発酵食品 漬物 味噌 酢 梅干し
や …野菜
さ …魚 青魚 鮭
し …しいたけ きのこ
い …いも 山芋 こんにゃく
わ …わかめ 海藻 ひじき のり もずく
回復食で食べてはいけないもの
・動物性タンパク質
消化不良の原因となる動物性タンパク質(肉や魚介、卵・乳製品)は避け、植物性タンパク質(豆類・野菜や果実類・穀類)を摂ることを意識しましょう。
・揚げ物、高カロリーな食事
揚げ物や高カロリーな食事は胃腸への負担が大きく、リバウンドの要因にもなります。
和食中心のメニューを心がけ、味付けも濃くなりすぎないように注意しましょう。
・白砂糖、添加物を多く含むもの
どちらも酵素の働きを妨げ、ファスティングの効果を下げてしまう為NGです。
回復期間中の飲み物
回復期間も1日2~2.5ℓの水分を摂取します。
カフェイン・アルコール飲料・糖分を多く含むジュースはNGです。
ミネラルファスティングの場合は、酵素ドリンク以外で2ℓ以上の水分を摂取することで老廃物の排出が促され、ファスティングの効果をより感じることができます。
回復期間中の間食
回復期間中は白砂糖や乳製品を多く使った甘い食べ物はNGです。
固形物に慣れるまでの期間は、酵素スムージーや果物を使ったフレッシュジュースで代用しましょう。
固形物に慣れてきてからの間食には、フルーツやナッツがおすすめです。
まとめ
ファスティングで最も重要とされている回復期間の食事について解説しました。
◎徐々に固形食に戻す。
◎基本は「まごはやさしいわ」の食材
◎動物性たんぱく質・高カロリー・白砂糖・添加物の食事はNG
◎水分は1日2ℓ以上
断食期間より、この徐々に固形物に戻していく回復期間の方がつらく感じる方もいるかもしれません。
私もそうでした。
しかし、この回復期間の過ごし方が結果を左右するのです。
ファスティングをすると、食材の味の感じ方に敏感になり、食べたいと思う食事が変わったり、食事の時間の過ごし方も変わると思います。
自身の身体の変化を感じながら、回復期間も有意義な時間にしていきましょう。
コメント